谷村海那、代表デビュー|2トップで入った、でも10人になって左サイドハーフへ

試合レビュー

9月28日、キリンチャレンジカップのベネズエラ戦をTVerで見ました。

結果は日本代表 2-1の逆転勝利。上田綺世選手の2ゴール、しかも決勝点はアディショナルタイムのPKという劇的な試合でした。

でも、私にとっての一番のニュースは別にあります。

谷村海那選手が、ついに代表デビューを果たしました。

試合結果:日本代表 2-1 ベネズエラ代表

日時2026年9月28日
大会キリンチャレンジカップ2026
会場エディオンピースウイング広島
スコア日本代表 2 – 1 ベネズエラ代表(逆転勝利)
得点者46分 ケルシー(ベネズエラ)/49分 上田綺世/90+6分 上田綺世(PK)
観戦方法TVer

谷村海那、ついに代表デビュー

前回の記事で、私はこう書きました。

次の試合こそ、谷村選手がピッチに立つところを見たい。

その願いが、叶いました。

ウルグアイ戦では出番がなかった谷村選手が、この試合でA代表デビュー。画面に背番号が映った瞬間、思わず前のめりになりました。

去年、残留争いのマリノスを救ってくれた選手が、日本代表のピッチに立っている。長く応援してきたサポーターとして、感慨深いものがあります。

▶ あわせて読みたい:日本代表3-1ウルグアイ|谷村の出番はなかったが、塩貝が初ゴールを決めた夜

上田選手との2トップで入った

そして、ここが大事なところです。

本来の位置での起用

谷村選手は、上田綺世選手との2トップとして投入されました。

つまり、本来の前線の位置で起用されたということです。サイドの穴埋めではなく、点を取る役割を期待されての投入。森保監督が「谷村を前で使う」という構想を持っていたことが分かります。

これは、うれしいことでした。

でも、10人になって左サイドハーフへ

アクシデント

ところが、試合は思わぬ方向に進みます。

日本に怪我人が出て、10人での戦いを強いられることになったのです。しかも交代枠を使い切った後。代わりの選手を入れることができません。

その結果、谷村選手は左サイドハーフに下がることになりました。

前線でゴールを狙う役割から、サイドで守備に追われる役割へ。本人が一番やりたかったことは、できなくなってしまったわけです。

守備に追われ、それでも走っていた

左サイドハーフに回った谷村選手は、守備に追われていました。

正直に言えば、持ち味は出しにくそうでした。彼の良さは、前線でボールを収めること、ゴールに貪欲に飛び込むこと。それを発揮できるポジションではありませんでした。

でも——それでも、走っていました。

慣れない位置で、10人という不利な状況で、チームのために走り続けた。そういう選手なんだなと、改めて思いました。マリノスで見せてきた「働き者」の姿が、日本代表でもそのまま出ていました。

正直、1トップで見たかった。上田選手との2トップでも、もっと長い時間を見たかった。その気持ちはあります。

でも、代表デビューの90分としては、これ以上ない「らしさ」だったのかもしれません。

10人での戦い、そしてATの逆転劇

劇的な展開

46分 ケルシーに先制を許す(0-1)
49分 ⚽ 上田綺世がすぐに同点(1-1)
試合終盤 怪我人が出て日本は10人に
90+6分 ⚽ VARを経て得たPKを上田綺世が決めて逆転(2-1)

10人で、逆転勝ち。これは素直にすごいことだと思います。人数が少ないと、普通は守りに入ってしまう。それでも勝ち切った。

しかもベネズエラには、6度目の対戦で初めての勝利だったそうです。

やはり球際では、南米が上

2試合続けて感じたこと

球際の強さでは、南米の選手のほうがまだ上です。

一対一のぶつかり合い、こぼれ球への反応。そういう場面で、相手のほうが一枚上手に見えました。2試合続けて同じ印象を持ったということは、これは偶然ではないのだと思います。

勝てるようにはなった。でも、まだ差はある。そう受け止めています。

まとめ:次はもっと長く、前線で

この試合のまとめ

  • 日本代表がベネズエラに2-1で逆転勝利(6度目の対戦で初白星)
  • 谷村海那がA代表デビュー。前回の記事で書いた願いが叶った
  • 投入時は上田綺世との2トップ=本来の前線の位置で起用された
  • しかし怪我人が出て10人に。交代枠も使い切っており、左サイドハーフへ
  • 守備に追われ持ち味は出しにくかったが、それでも走り続けた
  • 上田綺世が2ゴール、決勝点はATのVAR判定によるPK
  • 球際の強さでは、ウルグアイ戦に続いて南米のほうが上と感じた

谷村選手の代表デビュー。うれしい一歩でした。

2トップで入れたこと、10人でも走り続けたこと。代表でも通用する部分は見えました。

次は、もっと長い時間を、前線で。彼が得意とする場所で、ゴールに向かう姿を見たい。そのときこそ、マリノスで見てきたあの決定力が、日本代表でも爆発するはずです。

谷村選手、代表デビューおめでとうございます。

▶ あわせて読みたい:谷村海那が日本代表初招集|去年チームを救ってくれた人が、日の丸を背負う