Jリーグ公式が宮市亮を「不死鳥」と呼んだ|ウインガーとして戻ってきた今季

試合レビュー

Jリーグ公式のYouTubeチャンネルに、宮市亮選手のプレー集が上がっていました。

タイトルを見て、思わず手が止まりました。

【不死鳥】再びウインガーとして輝く熱き漢

不死鳥。

この言葉以上に、宮市選手を言い表すものはないと思いました。

※Jリーグ公式チャンネルの動画です

「不死鳥」というタイトルに、納得しかない

私はこのブログで、宮市選手のことを一本の記事にしたことがあります。

海外から戻ってきて最初のJクラブがマリノスだと知って嬉しかったこと。期待を込めてユニフォームを買ったこと。そのあと怪我が続いたこと。日本代表で負傷したときには、「現役引退かと思った」とまで感じたこと。

このタイトルが、そのとおりだと思う理由

怪我を繰り返し、それでもピッチに帰ってくる。

その姿は、まさに「不死鳥」という言葉のとおりです。

何度も倒れて、何度も戻ってくる。言葉にすれば一行ですが、その一行のあいだに、どれだけのリハビリと、どれだけの不安があったのか。

サポーターの私たちは「戻ってきてくれた」と喜ぶだけですが、本人にとっては毎回がゼロからの戦いだったはずです。

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動画で印象に残った3つのプレー

プレー集を見ていて、特に印象に残ったものが3つありました。

◎ 印象に残ったプレー

① 積極的なプレスバック 前に出るだけでなく、戻って守備をする

② 縦への仕掛けるドリブル 宮市選手といえば、やはりこれ

③ ミドルシュート 自分で打ちきる形

この3つを並べてみて、気づいたことがあります。

今季のマリノスで、宮市選手が実際にやっていることと、そのまま重なっているんです。

前線で守備をする選手が、3人いる

まず①のプレスバックについて。

これは地味ですが、今のマリノスにとって本当に大事な要素です。

このブログを読み返していて、面白いことに気づきました。

谷村海那代表初招集のとき、持ち味として「前線からのプレッシングをしっかりやる働き者」と書いた
二田理央インタビューで自分の強みに「守備から入ること」を挙げていた
宮市亮プレー集で目立っていたのが「積極的なプレスバック」

前線で守備をする選手が、3人もいます。

私は前の記事で、今季の課題として「ハイプレスで体力が持たない」「ボールの無駄追いが多く、取りどころが決まっていない」と書きました。

でも、守備をする意思のある選手が前線に揃っていること自体は、大きな財産です。

走れる選手がいない、のではありません。走る選手はいる。足りないのは、どこで奪うかの約束事のほうなのだと思います。

そこが整理されたとき、この3人の守備はもっと効くはずです。

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縦への仕掛けと、ミドルシュート

次に②の縦への仕掛けと③のミドルシュートです。

ここは、このブログで書いてきたことと見事につながります。

第9節のセレッソ大阪戦で、私は宮市選手についてこう書きました。

宮市亮選手が、空回りしているように見えました。

宮市選手の一番の武器は、縦への仕掛けです。周りを使おうとしすぎず、シンプルに自分で勝負していい場面があったように思います。もっとストイックに勝負を仕掛けてもいい。

そして、その次の試合がこうでした。

その後の2試合

第11節(東京ヴェルディ戦) 気合の入った左足のミドルシュートで先制点

第12節(名古屋戦) 右サイドからカットインして、クルークスの先制点をアシスト

縦への仕掛けと、ミドルシュート。プレー集で印象に残った2つを、そのままピッチでやっています。

見ていて感じるのは、最近は気合が入っているということです。

「空回り」と書いた頃とは、明らかに違います。同じように前に出ていても、噛み合っている。

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「サイドバックが合う」説は、間違っていなかった

ひとつ、白状しておきたいことがあります。

以前の記事で、私はこう書きました。

「宮市選手はサイドバックも合うと思っていた」

ところが今回の動画のタイトルは「再びウインガーとして輝く」です。

私の見立ては外れていたのか。最初はそう思いました。

でも、考え直しました。

そうではなかった

複数のポジションでプレーできることは、チームにとって大きな意味があります。

「サイドバックか、ウインガーか」という話ではありません。どちらもできるということが価値なのです。

シーズンは長く、怪我人も出ます。実際、今季のマリノスでも最終ラインに負傷者が出ました。そういうとき、複数のポジションをこなせる選手が一人いるだけで、監督の選択肢はまったく変わります。

前でも後ろでもできて、しかも守備を厭わない。そういう選手は、本当に貴重です。

今季の宮市亮を、追ってきた記録

このブログで、今季の宮市選手をどう書いてきたか。並べてみます。

第6節今季初スタメンでキャプテン、そして今季初ゴール。「今までならふかしていたであろうシュートが低い弾道だった」
ルヴァン杯2回戦先発を見て「信頼されているんだな」と思った
キクマリのインタビューロングインタビューを見て「成長したな」
第9節「空回りしているように見えた」と正直に書いた
第11節左足ミドルで先制点
第12節カットインからアシスト

こうして並べると、上がったり下がったりしながら、確実に積み上がっているのが分かります。

毎節見ていなければ、この起伏は記録できませんでした。

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公式に特集されるということ

最後に、ひとこと。

Jリーグ公式が特集動画を出してくれたこと、素直にうれしいです。

クラブのサポーターが「うちの選手はすごい」と言うのは当たり前です。でもリーグ全体を見ている公式チャンネルが取り上げるというのは、意味が違います。

外から見ても、それだけの選手だと認められたということです。

怪我を繰り返していた時期、正直に言えば「もう無理かもしれない」と思った瞬間もありました。その選手が「不死鳥」と呼ばれる日が来た。

これからに望むこと

これからの宮市亮に

チームを率いるリーダーとしての役割も望みます。

でも何よりも——ガツガツした闘志あふれるプレーで、チームを引っ張っていってほしい。

年齢的にも経験的にも、もうベテランの域です。第6節ではキャプテンマークも巻きました。言葉でチームを引っ張る役割も期待したいところです。

ただ、それ以上に見たいのはプレーで引っ張る姿です。

縦に仕掛けて、戻って守備をして、思い切ってミドルを打つ。あの闘志が、チーム全体に伝わっていく。それが一番の牽引だと思います。

まとめ

この記事のまとめ

  • Jリーグ公式YouTubeに宮市亮のプレー集が公開。タイトルは「【不死鳥】再びウインガーとして輝く熱き漢」
  • 怪我を繰り返し、それでも戻ってくる姿に「不死鳥」はぴったりだと思った
  • 印象に残ったのは①積極的なプレスバック ②縦への仕掛け ③ミドルシュート
  • ★前線で守備をする選手が3人いる(谷村・二田・宮市)。走る選手はいる。足りないのは「どこで奪うか」の約束事
  • 第9節で「もっとストイックに勝負を仕掛けてもいい」と書いた → 第11節で左足ミドル、第12節でアシスト
  • 「サイドバックが合う」という見立ては外れではなく、複数のポジションをこなせること自体が価値だった
  • 最近は気合が入っている。「空回り」と書いた頃とは明らかに違う
  • これから望むのはリーダーとしての役割、そして何より闘志あふれるプレー

一人の選手を何年も見ていると、こういう日が来ます。

期待してユニフォームを買った日。怪我の報せに落ち込んだ日。戻ってきたゴールに感動した日。そして今日、「不死鳥」と呼ばれているのを見た日。

応援を続けていてよかった、と思います。