【2026 J1開幕戦】横浜FM 3-4 鹿島|2点リードから逆転負け、それでも見えた希望

試合レビュー

待ちに待った、2026-27シーズンの開幕戦。

相手は鹿島アントラーズ。舞台は国立競技場で、6万人を超える大観衆。私はDAZNで観戦しました。

結果は3-4。3-1とリードしながら、アディショナルタイムに2失点しての逆転負けです。悔しい。本当に悔しい。でも、この試合には確かな希望も見えました。悔しさと手応えの両方を、正直に書きます。

【2026年10月・追記しました】

この記事を書いてから2か月半が経ちました。読み返して驚いたのですが、この試合に書いたことが、ほぼ全部その後につながっていました。

課題も、選手も、です。記事の後半に追記しています。前半は開幕戦の直後に書いたままにしてあります。

試合結果:横浜F・マリノス 3-4 鹿島アントラーズ

まずは試合結果の整理から。

  • 日時:2026年8月7日
  • 会場:国立競技場(観衆6万3960人)
  • スコア:横浜F・マリノス 3-4 鹿島アントラーズ

得点の流れ

  • 7分 三井寺眞(横浜FM)
  • 11分 レオ・セアラ(鹿島)
  • 18分 谷村海那(横浜FM)
  • 58分 谷村海那(横浜FM)
  • 81分 レオ・セアラ(鹿島)
  • 90+9分 チャヴリッチ(PK・鹿島)
  • 90+13分 チャヴリッチ(鹿島)

16歳・三井寺眞の衝撃デビュー

この試合で最も心を動かされたのが、三井寺眞選手でした。

16歳4カ月でのJ1開幕スタメン。これはJ1史上最年少記録だそうです。そして7分、その三井寺が先制ゴール。歴史的な瞬間を、開幕戦で目撃できました。

さらに私が唸ったのが、2点目につながった場面。元日本代表の植田選手を、軽やかにかわしたあのテクニックです。16歳が、日本代表経験のあるDFを相手に、あんなに自然にいなしてしまう。「この選手は本物だ」と、画面越しに鳥肌が立ちました。

3-1、勝ちが見えていた時間帯

前半18分には谷村海那選手が加点し、2-1。後半58分にも谷村が決めて3-1。

このときは正直、「勝てる」と思っていました。開幕戦を、しかも鹿島相手に、気持ちよく勝って始められる——そう思った人は、私だけではないはずです。

アディショナルタイムの悪夢

しかし、81分にレオ・セアラに1点を返され、3-2。

そして90+9分にPK、90+13分に決勝点。アディショナルタイムに2失点し、まさかの逆転負けです。

正直に言うと、逆転される前から嫌な予感はしていました。というのも——

気になったこと:5人が足を攣った

この試合、最終的に合計5人の選手が足を攣っていました。

5人も攣った時点で、「これは怪しいな」と思っていたんです。終盤に足が止まれば、守りきるのは難しい。案の定、そこを突かれての2失点でした。

正直、監督のマネジメント力には少し不安を感じました。ただ、新しい監督になって初めての試合です。コンディションの作り方も、交代のタイミングも、これから合っていくのかもしれない。今回は「仕方ないか」と受け止めています。

それでも、良かった選手たち

負けはしましたが、良かった選手もたくさんいました。

  • 三井寺眞:先制点と、あのテクニック。16歳とは思えない落ち着き
  • 松村選手:運動量、ボールキープ力、展開力。攻撃の起点として効いていました
  • 知念選手:ボール奪取力。中盤で何度もボールを奪い返してくれました
  • 近藤選手:運動量とスピード、そしてドリブル突破。仕掛けられる選手がいるのは大きい

まとめ:悔しいけれど、次がある

オリジナル10の鹿島に、2点リードから逆転負け。開幕戦としては、これ以上ない悔しさです。

でも、3点を取れた攻撃力は本物ですし、16歳のスターが誕生した試合でもありました。まだ始まったばかり。監督もチームも、これから積み上げていけばいい。

負けた日は、こう思うようにしています。「まだこれから。次がある」。次節に期待しましょう。

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【追記】2か月半後に、この記事を読み返して

ここからは、2026年10月末に書き足した部分です。

開幕戦からリーグは12節まで進み、カップ戦も勝ち上がりました。そのタイミングでこの記事を読み返して、正直おどろきました。

この試合に書いたことが、ほぼ全部その後につながっていたんです。

開幕戦に書いたことその後
5人が足を攣った。終盤に足が止まれば守りきるのは難しい第11節「ハイプレスで体力が持たない」第12節「取りどころが決まっていない」
アディショナルタイムに2失点第4節/第7節84分/天皇杯AT/第11節90+3分と繰り返した
監督のマネジメントに少し不安。これから合っていくのかも第12節で「まだ監督も探り探りなのだろうか」と書いている

開幕戦の時点で、今季の課題はもう見えていました。

当時は気づいていませんでした。ただ「足を攣る選手が多いな」と思っただけです。それが2か月半、ずっと同じ形で続くとは思っていませんでした。

【追記】「仕方ないか」とは、もう思っていません

この記事で、私はこう書いていました。

正直、監督のマネジメント力には少し不安を感じました。ただ、新しい監督になって初めての試合です。(中略)今回は「仕方ないか」と受け止めています。

今は、考えが変わりました。

今、思っていること

戦術的に、そういう現象は起きやすくなっています。

後半に疲労がたまること自体は、普通のことです。前からプレスをかけ続けるサッカーなら、なおさらです。

ただ、それで後半に点を取られて勝ちきれないとなってくると、話は別です。

その点とも、向き合う必要があります。

「足を攣るのは仕方がない」のではありません。仕方がないで済ませていたら、勝ち点を落とし続けます。

実際、落とし続けました。リーグでは4試合連続の引き分けという時期もありました。2点リードから追いつかれた試合もありました。

開幕戦のときは「新監督の初戦だから」と大目に見ていました。でも12節を終えた今、ここはチームが向き合うべき課題だと思っています。

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【追記】あの日の4人は、今こうなっています

この記事では「良かった選手」として4人の名前を挙げました。

その4人が、2か月半でどうなったか。

三井寺眞16歳。開幕戦で先制点 → 脳振盪の疑いで約1か月離脱 → 復帰 → ルヴァン杯4回戦で先発してアシスト
谷村海那開幕戦で2得点 → 日本代表初招集 → デビュー → 初先発 → メンバー外
松村晃助J1序盤戦のベストイレブンに選出。ルヴァンカップでマリノスでの公式戦初得点
知念慶第7節で負傷 → ベストイレブンに選出 → ルヴァン杯3回戦で決勝ヘッド
近藤友喜何度も「良かった選手」に。PK獲得、アシストと継続して効いている

今の私の見方を、正直に書きます。

4人の現在地

松村晃助 続けて調子がいい。安定して効いています

知念慶 怪我のしやすさが心配です

谷村海那 代表から帰ってきてから点が取れず、難しい環境にいるのだと思います

近藤友喜 継続して活躍してくれていますが、もっとできるはずです

開幕戦で「良かった」と思った選手が、全員いまも物語を持っている。これは追い続けていないと見えないことでした。

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【追記】三井寺眞のその後

この試合で一番心を動かされた16歳について、少しだけ。

三井寺眞の2か月半

開幕から数試合は、本当に十分すぎるほどの活躍をしてくれました。

その後、9月末のルヴァンカップで相手の肘が顔面に入り、担架でピッチの外へ。脳振盪の疑いで、約1か月の離脱でした。

そして復帰。戻ってきた次の試合では先発し、先制点をアシストしています。

16歳で、これだけの浮き沈みを経験している。

怪我から復帰して調子を取り戻して、シーズン後半も活躍を期待しています。

そして、うれしいことがもうひとつ。この秋、18歳の平野遼選手がトップデビュー戦でゴールを決めました。

16歳、18歳と、若い選手が次々に出てきています。開幕戦で三井寺選手を見たときの「この選手は本物だ」という感覚は、間違っていませんでした。

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【追記】それでも、今のほうが楽しみです

課題の話ばかり書いてしまいましたが、最後に正直な気持ちを。

開幕戦のとき、私はこう締めていました。「まだこれから。次がある」と。

あのときは、正直よく分かっていませんでした。新しい監督、新しい選手。どういうチームになるのか、想像がついていなかった。

でも今は違います。

12節を終えて思うこと

チームのストロングポイントも、ウィークポイントも、だいぶ分かってきました。

複数得点できる攻撃力。セットプレーという新しい武器。前線で守備ができる選手が揃っていること。

その一方で、終盤に足が止まること。点の取り方の決まり事が見えないこと。

元々の戦い方を活かすのか、それとも変えるのか。これからどうなっていくのかが楽しみです。

開幕戦の時点では「複数得点が可能なチームだ」と思った一方で、勝ちきれなかったのは痛手でした。その構図は、正直まだ変わっていません。

でも、分からないまま期待するのと、分かったうえで期待するのは違います。

2か月半、毎試合書き続けてきてよかったと思うのは、こういうときです。

【追記】まとめ:開幕戦に、今季のすべてがあった

2か月半後の追記まとめ

  • 開幕戦で書いた「5人が足を攣った」が、今季最大の課題になった
  • 「アディショナルタイムの2失点」も、その後何度も繰り返された
  • 当時は「仕方ないか」と書いたが、今は「向き合う必要がある」と思っている
  • 良かった選手に挙げた4人全員が、その後の主役になった
  • 三井寺眞は負傷から復帰。さらに18歳・平野遼のデビュー弾も生まれた
  • 今はチームの強みも弱みも分かってきた。だからこそ、これからが楽しみ

一本目のレビューを書いたときは、こんなふうに読み返す日が来るとは思っていませんでした。

記録しておくと、あとから意味が分かることがあります。

この先も、一試合ずつ書いていきます。