キリンカップ優勝、でも谷村海那はメンバー外|代表4試合で彼が得たもの

試合レビュー

10月5日、キリンカップの決勝がありました。

日本はニュージーランドに2-1で勝利。15年ぶりの優勝です。

めでたい話です。本来なら素直に喜ぶところです。

でも、メンバー表を見て、私はまず別のことを思いました。

谷村海那選手の名前が、どこにもない。

試合結果

日時2026年10月5日
大会キリンカップサッカー2026 決勝
会場国立競技場
スコア日本 2-1 ニュージーランド
得点28分 上田綺世
32分 ベン・クレイグ・オールド(NZ)
71分 堂安律
結果15年ぶりのキリンカップ優勝
観戦方法TVer
試合の流れ

28分 上田綺世がクロスのこぼれ球を押し込んで先制
32分 先制の4分後に追いつかれる
71分 中村敬斗の折り返しを堂安律が大外から詰めて勝ち越し
試合終了 2-1で日本が優勝

上田選手は4試合連続ゴールでMVP。森保監督にとっては、国内で指揮を執る最後の試合でもありました。

正直、ショックでした

前回の記事で、私はこう書いて締めていました。

そして——まだ、あと一試合あります。

決勝のニュージーランド戦。出番が回ってくるかは分かりません。でもチャンスがあれば、今度こそ結果を出してほしい。

答えは「出番なし」だった

その「あと一試合」は、メンバー外という形で終わりました。

ベンチにも入っていない。チャンスどころの話ではありませんでした。

正直、ショックでした。

エクアドル戦で初先発して、45分で交代して、そして次はメンバー外。この並びは、見ていてこたえます。

代表の競争とはそういうものだ、と頭では分かっています。それでも、応援している選手のことになると、割り切れないものです。

▶ あわせて読みたい:谷村海那が代表初先発|「1トップが見たかった」は叶った、でも現実は厳しかった

一方で、前田大然が先発していた

元マリノスの二人

前田大然選手が先発出場(64分に交代)
塩貝健人選手が77分から出場

前田選手の先発は、素直にうれしかったです。

マリノスで走り回っていた頃を知っているので、日本代表の決勝で最初から出ている姿を見ると、やっぱり特別な気持ちになります。

塩貝選手の出場も楽しみに思いました。ウルグアイ戦で初ゴールを決めたときも書きましたが、これからどこまで伸びるのか、見ていて期待が膨らむ選手です。

この日のピッチには、マリノスに縁のある選手が二人立っていた。そして、谷村選手はいなかった。

うれしさと寂しさが、同時に来る夜でした。

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谷村海那の代表4試合を、振り返る

このブログでは、初招集のときから谷村選手を追ってきました。あらためて並べてみます。

ウルグアイ戦出番なし
ベネズエラ戦代表デビュー。2トップで入るも、10人になり左サイドハーフへ
エクアドル戦初先発(CF)。前半のみで交代
ニュージーランド戦メンバー外

4試合で2試合出場。得点はなし。数字だけ見れば、厳しい結果です。

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それでも、いい機会だったと思う

ただ、少し時間が経って、私はこう思うようになりました。

得られたもの

色んな意味で、いい機会だったと思います。

代表選手たちと話ができた。普段は別のクラブで戦っている、日本トップクラスの選手たちと同じロッカールームで過ごす。それだけで刺激になるはずです。

世界水準を経験できた。ウルグアイ、ベネズエラ、エクアドル。Jリーグでは味わえないレベルの相手と、実際にやり合った。

エクアドル戦で「ボールが収まらない」と感じたことも、本人が一番痛感しているはずです。でも、それは実際にその場に立たないと分からないことでした。

Jリーグで6点取っている選手が、世界のレベルを肌で知った。この経験に値段はつけられません。

ここからが本番だと思っています

私が期待しているのは、この経験をどう使うかです。

ひとつは、個人としての成長。足りないと分かったものを、これから埋めていけるかどうか。

もうひとつは、チームへの反映と貢献です。

代表で得たものを、マリノスに持って帰ってきてほしい。彼が強くなれば、チームが強くなります。残留争いをしていた去年、チームを救ってくれた選手です。今度は、もう一段上の景色を見せてほしい。

まとめ

この記事のまとめ

  • キリンカップ決勝、日本2-1ニュージーランドで15年ぶり優勝。上田綺世が4戦連発でMVP
  • 谷村海那はメンバー外。初先発の次がベンチ外という流れは、正直ショックだった
  • 一方で前田大然が先発、塩貝健人も途中出場。うれしさと寂しさが同時に来た
  • 谷村の代表4試合は2試合出場・得点なし。数字だけ見れば厳しい
  • それでも代表選手と交わり、世界水準を経験できたのは大きい
  • 望むのは個人の成長と、マリノスへの還元

代表のシリーズは終わりました。谷村選手にとっては、うれしさも悔しさも全部入った1か月だったと思います。

でも、サポーターとして見たいのは、その先です。

リーグが再開したら、またトリコロールのユニフォームで戦う姿が見られます。そのときの谷村海那が、どう変わっているか。

それを楽しみに待ちたいと思います。